今週のコラム第68号「女性医師のキャリアアップ支援についての取り組み」(2022年8月9日号)

いきいき働く医療機関サポートWeb(通称「いきサポ」)で紹介されている取組事例をご紹介します。

今回は、「女性医師のキャリアアップ支援についての取り組み【筑波大学附属病院、茨城県つくば市天久保二丁目1番地1、高度急性期機能】です。

 

取り組んだ内容

保育サービス(病児保育や夜間預かり保育等)を実施している。

定期的な面談等により職員が抱える事情や希望を把握し、可能な限りこれらを尊重した配置や業務面の配慮を行い、定着を図っている。

正規・非正規を問わずすべての職員のキャリア形成支援(研修等に関する情報提供や研修等への職員参加の支援、子育て等と両立しながらの勤務の継続に関する相談窓口の設置や情報提供等)が実施されている。

 

取組のきっかけ、背景、取組前の問題点

 筑波大学付属病院は他病院と比べて昔から女性医師の割合が高いのにもかかわらず、妊娠・出産・育児がキャリア形成時期と重なることでキャリアアップを断念する女性医師がいた。
また、患者や病院に迷惑をかけるのを恐れるがために医師のキャリアを諦めてしまっていた。

 さらに、茨城県は人口10万人に対する医師の数が全国で2番目に少ない医師不足地域のため、医師を集める手段として働き安い環境の整備の検討が必要であった。

 

取組対象

  • 取組対象
    医師,コメディカル
  • 取組の中心部署・人物
    筑波大学附属病院総合臨床教育センター
  • 取組詳細
    ・女性医師キャリアアップ支援システムの策定
     →専任のキャリアコーディネーターをおき個別に研修プログラムを作成。 (個別に半日〜30時間/週でも設定が可能)
    ・病児保育支援システムの整備
     →①病院内に病児を預かる部屋を設置(一般の保育所では対応できない急病時も職務の継続が可能)
      ②病院職員がシッターの手配等を代行(夜間でもメールで受付が可能。朝から自身の職務に支障をきたさない)
      ③小児科医の診察が可能(筑波大学附属病院の小児科医が必ず状況を確認し、その後の対応を判断してもらえる)

 

実施後の成果

キャリアアップ支援システムを受けた医師の約8割がフルタイム勤務に復帰している。

3年間のキャリアアップ支援システムを通じて、専門医を取得する医師が増えている。

 

今後の課題等について

 

・今後は男性医師も含めて、いろいろな事情(例えば介護や自身の病気等)を考慮したサポートが出来るようにしたい。

 

・病児保育支援システムについては茨城県内に広げようと現在、取り組んでいる最中である。

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