病院の賃金水準の見直しと役割等に応じた昇降給の仕組み

賃金・人事評価制度の見直しスケジュール

                                 (単位:月)

 

項目 10 11 12
1 調査・ヒアリング・現状分析                      
2 賃金・人事評価制度全体方針の決定                    
3 等級制度の作成・見直し              
4 賃金制度の作成・見直し              
5 評価制度の作成・見直し              
6 賃金規程の作成等                    
職員説明・施行準備                    

 

1⃣ 調査・ヒアリング・現状分析

  経営者ヒアリング、従業員意識調査、

  諸規程、組織体制、賃金・人事評価制度の現状把握・分析等

 〇 賃金支給の実態を分析し、賃金構造基本統計調査等のデータとの比較も行います。

2⃣ 賃金・人事評価制度全体方針の決定

  人事ポリシー、賃金ポリシーの作成

  改定案の検討

 

3⃣ 等級制度の作成・見直し

  組織の見直し・等級数の決定

  仕事しらべ・等級定義表の作成

  等級フレーム、従業員の等級決定

 

4⃣ 賃金制度の作成・見直し

  現状の賃金構造の整理

  賃金表の作成

  現行制度からの移行シミュレーション

 

 〇 ある法人の例

  ⑴ 基本給の基本構造

    従業員の勤務成績判定を昇給・昇格に反映するための具体的な基準が定められておら

   ず、職員のモチベーション上、問題でした。

    他方、年齢に応じて生活に要する費用が上昇することから、基本給においてその点も

   考慮する必要がありました。

    以上のことから、基本給について、次のように、年齢と職務能力に応じたものに見直

   すこととしました。

 ⑵ 基本給ピッチ(1年ごとの引上げ額)の設定

 ⑶ 年齢給ピッチの配分

  ・年齢給とは、年齢により、賃金に格差をもたせて一定の生活保障を行うためのもの。

  ・40歳までは、意欲の高揚と生活の安定を図るため、ピッチを大きくする。

   (30歳までを0.3a×1.25と政策的に上げ、40歳までを残差計算とする。)

  ・28歳で第1子が誕生したとして20年、48歳まで年齢給を加算する。

   ただし、40歳以降は半額とする。

  ・3年遅れで第2子が誕生したとして51歳、その後4年間の猶予期間を置き(48歳から55歳

   まで定昇ゼロ)、55歳より世帯は縮小するということで、マイナス定昇とする。

  ・なお、22歳初任給の年齢給は、A×0.8とする。

 

 ⑷ 職能給ピッチ

  ・職能給ピッチ(0.7a)を、さらに、昇格昇給分と習熟昇給分に、1:1.3で配分する。

  (これ以上、習熟昇給の割合を増やすと、等間の重複が多くなり、メリハリがなくなる。)

  ・昇格昇給は、上位等級になるほど昇給額が増えるように設計する。

  ・習熟昇給は、人事考課の結果により昇給額が異なるように設計する。

 

 ⑸ 基本給ピッチの決定

5⃣ 評価制度の作成・見直し

  評価要素・ウエイト、評価時期

  評価シートの決定

  評価の着眼点表づくり

  評価フレーム

 

6⃣ 賃金規程の作成等

  賃金規程の作成、官公署への届出

  評価制度運用マニュアルの作成、評価者訓練等

 

7⃣ 職員説明・施行準備

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