今週のコラム第108号「医師の働き方改革シリーズ第23回『医師勤務環境改善と女性医師継続就業サポート』」(2023年9月5日号)

現在、医師全体に占める女性医師の割合が約2割となっていますが、各医療機関において、子育てをしながら家庭と仕事が両立できる職場を探している女性医師に応えられる職場環境を整備することが、重要な課題だと言えます。

今回は、医師勤務環境改善と女性医師継続就業サポートの事例をご紹介します。

 

【医師勤務環境改善と女性医師継続就業

サポート】

(武蔵村山病院(東京都武蔵村山市))

※300床 職員数 493名(医師61名 看護師235名 他) 急性期

 

取組前の状況

 • 開設が比較的新しく、職員の価値観の共有が不足し、離職率も高い状況であった。

 • 大学医局との関係も薄く、医師を呼び込める特長も少なかった

 

取組の内容

 「働きやすい」というわかりやすいテーマのもと、取組に着手。職員満足度調査を実施し、分析結果を踏まえテーマを決めてアプローチし、24時間対応の院内保育所や人事制度の見直し等の様々な取組を実施。医師の勤務環境改善についても、医師独立支援制度や女性医師の積極採用も推進した。

 ・医師独立支援制度を設け、病院近隣での開業を支援。

  → 独立に向けた支援で魅力を向上

 ・当直できる医師が限られる中、当直できない女性医師を採用、日中は外来を女性医師で行

  い、当直できる医師は当直明け勤務免除

  → 当直勤務負担軽減のため、当直非常勤医師を増員

 ・医師勤務環境改善では女性医師を積極的に採用し、活躍してもらう環境を整備

  →  週4日勤務での常勤化

     子育てによる当直免除

    • 女性医師を増やすために勤務条件を個別事情に応じ柔軟に対応。

 ・勤務の差による不平等感の解消

  → 医師の不満や希望を吸い上げると共に、貢献度を評価

 

取組の効果

 本取組によって、当直医師の負担軽減や子育てとの両立ができる職場環境の実現、退職者減少等に成功した。

 ・子育てをしながら家庭と仕事が両立できる職場を探していた女性医師から長く勤めたいと

  の声。

 ・当直ができない女性医師が日勤(外来)を担当することで、当直を行う男性医師の勤務負

  担軽減。

 ・年次有給休暇の取得率向上。

 ・当直回数の減少。

 ・退職者数の減少。

 

〔「勤務環境改善に向けた好事例集(令和4年3月 令和3年度厚生労働省委託事業)」より〕

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