今週のコラム第101号「医師の働き方改革シリーズ第18回『会議・カンファレンスの時間短縮及び業務時間内実施を通した働き方改革』」(2023年6月27日号)

どちらの病院でも、会議やカンファレンスが多く、医師の労働時間を短縮するうえで、悩みの種になっているのではないでしょうか。

今回は、会議・カンファレンスの時間短縮及び業務時間内実施を通した働き方改革の事例をご紹介します。

 

【会議・カンファレンスの時間短縮及び業務時間内実施を通した働き方改革】

日本赤十字社 旭川赤十字病院(北海道旭川市)

※480床 職員968名(医師134名、看護師592名、他) 高度急性期

 

取組前の状況

 • 医師が医師本来の業務に専念できるように、医師事務作業補助者の採用や看護師への協

  力要請等は、以前から実施

 • 医師以外の職員一律で36協定を締結しており、今後は医師もその協定の範囲内に時間外労

  働を収める努力が必要であるという認識。

 

取組の内容

 以前から実施していたタスク・シフティングに加え、医師本人の業務の効率化を図るため

会議時間の短縮や、全員参加の会議実施による各医師への確実な情報伝達を行った。

 

【具体的な内容】

 ・可能な範囲で、会議は勤務時間内に行うことを目標として実施。

 ・会議は短時間で行う(目標15分)。

  ⇒ ・会議の目的を明確にするよう徹底。

    ・短時間で終わらせるために、決定や議論が必要なものは必要最低人数で実施し、

     情報伝達は簡潔にすることを重要視。

 ・すべての医師が参加する医局早朝会議を実施。

  ⇒ ・診療科部長を介してではなく、医師個人との対面でのコミュニケーションを重視

 ・ 医師は、看護師への時間外の指示出しを日中に行う。

 ・ 院内研修会の整理e-learningの活用

 ・一部の診療科では、主治医制からチーム制へ

 

取組の効果

 

 本取組によって医師同士の業務配分見直しや、医師個人の時間外勤務削減等の効果を出すことに成功した。
 
 ・チーム制へ移行した一部の診療科では、業務配分を見直すことで一定の効果を上げるこ
  とに成功。
 ・医師1人あたりの長時間勤務(月)43.1時間 ⇒ 40.7時間
 
 
〔「勤務環境改善に向けた好事例集(令和4年3月 令和3年度厚生労働省委託事業)」より〕
 

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